寮の運営と行事について

東大キリスト教青年会は、東京大学の卒業生および在学生、総数約500名からなる組織です。

構成
・理事会
本会の最高の議決機関である理事会は、卒寮生理事と学生理事(計15名以内)によって構成され、年2回、定期的に開催されます。現理事長は、月本昭男氏です。

・事業部
学生理事および会員によって構成されます。青年会の事業を計画、遂行します。

運営
 ・東大YMCA寮は、青年会の目的を達成するために設立されました。そのため本寮には、共に生活をする家族的生活共同体としての側面だけでなく、キリスト教の伝道活動を目的とするサークルとしての側面があります。
・生活面においては、3人の寄宿舎委員が3ヶ月任期で互選され、生活上の極めて重要な仕事を請け負います。また、日直当番と掃除当番を持ち回りで分担します。
・サークル面においては、寮生全員が4事業部のいずれかに所属する他、早天祈祷会の司会を交代で担当します。
・以上をまとめると、寮生には全員、寄宿舎委員、事業部、日直、週掃除、大掃除を分担して実施し、集会、修養会、講演会を企画、運営、参加する義務があります。入寮は、必ずこれらの義務を負担していただける方にのみ、許可しています。

1. 寄宿舎委員
・庶務:舎内総会や入舎選考会の司会、日直の割り当て、入舎選考会の日程調整を担当する。
・会計:舎費の徴収及び会計報告書の作成を行う。
・厚生:舎内の衛生環境を管理。掃除当番表の作成や、厚生資材の購入・管理を行う。

2. 事業部
総務部:外部YMCA団体との交流活動、青年会の広報活動を担当する。
聖研部:祈祷会、聖書研究会、クリスマス祝礼拝などを企画・運営する。
企画部:卒寮生座談会や公開講演会を企画・運営する。
文共部:青年会の会報発行、会議の書記、修養会の企画、及び図書室の管理を担当する。

3. 日々の役割
早祷当番:早天祈祷会の司会を担当します。自分自身の信仰の話など、15分程度メッセージを話します。2〜3ヶ月に1度程度。
日直当番:玄関の戸締まりや、台所や風呂など水回りの掃除を行います。3週間に1度、1時間程度。
掃除当番:2週に1箇所のペースで、割り当てられた箇所を掃除する「週掃除」と、毎月第1土曜日に全員で行う「大掃除」があります。「週掃除」は2週に1度、30分〜45分程度。「大掃除」はひと月に1度、1時間程度。期限内に行わなかった者にはペナルティを課します。

行事
以下の行事が定期的に執り行われています。

1. 早天祈祷会
週に2回、朝7時から30分間行う祈祷会です。讃美歌を歌い、聖書を輪読した後、当番の舎生が信仰や聖書からの学びについて15分ほど講話します。

2. 木曜集会
第1木曜日 舎内総会 21:00~
 寮生全員で集まり、寮の運営に関する報告や運営方針の決定について話し合います。

第2木曜日 自主勉強会 19:30~
 次週に行われる聖書研究会のための準備作業を行います。

第3木曜日 聖書研究会 19:30~21:00
 聖書の特定の箇所について講師の先生と共に学び、議論します。

第4木曜日 卒寮生座談会 又は 合同祈祷会 19:30~21:00
 近在の牧師、神学生、青年会の卒寮生をお招きして、共に祈ります。

3. 定例行事
・創立記念礼拝
創立記念日の5月13日前後の土曜日に、卒寮生をお招きして礼拝を持ちます。卒寮生との親睦を深める機会でもあります。

・公開講演会
春と秋に1回ずつ実施します。全員参加のイベントです。

・クリスマス祝会
12月の第2土曜日、卒寮生と共にクリスマスを祝う礼拝を持ちます。その後、寮生による合唱や新舎生による演劇など、様々な企画があります。毎年3ヶ月程度かけて入念な準備を行います。

・修養会
聖書を学び親交を深めるため、長期休業期間中に1泊2日で合宿を開きます。全員参加のイベントです。

・入寮面接
面接は寮生全員が行い、入寮希望者がキリスト者たらんとしているか厳格に審査します。講評会では入寮希望者の人格をめぐって深夜まで議論を行うことが珍しくありません。